出勤の儀式

投稿者: | 30/05/2017

今日もまた仕事だ。毎朝、「行きたいくないな」とつぶやいてしまう。それでも、朝ごはんを食べて、歯を磨いて、顔洗って。そんな儀式みたいなもので少しずつ仕事に行きたくない気持ちを薄めている。少しだけため息をしたあと、ズボンを履くのだ。そしてシャツを着れば、ようやく前向きに仕事に行く気持ちに。

なぜ仕事が行きたくないかって。それはまず、ここ一年の自分の仕事を書いておこう。

僕は中間管理職のようなリーダー。部下の要望も聞きながら上司の要望も聞く。そのパイプ役として僕が存在している。僕自身の能力として、上と下のバランスを取るという能力に長けていると思う。だからこそ、リーダーを名乗り出たのだ。

最初は意気込んだ。今振り返れば、なんであんなに力んでいたのだろうという具合。だんだん繁忙期に近づくにつれ、仕事の案件が多岐に渡り、優先順位も目まぐるしく変化していった。こういう話をすると、みなさんは、どんどん消耗していったんだと思われるだろう。しかしだ。こここそが僕の力の見せ所だ。厳しいスケジュールのどのように乗り越えるか。このアイデアを生み出す能力に僕は長けていた。

例えば、僕は会社全体で誰が何が得意か、誰が余裕があるかを把握していた。だから、人でが少なくなったとき、あの人をこの仕事に充てようという考えはすぐに浮かぶのだ。

そうこうして、繁忙期が終わり、急に来た閑散期。なんだろう、仕事中毒だったのだろう、とても寂しかった。そして、もうここでは働けないだろうということに気づいてきた。そして急に仕事に行きたくない気持ちになってきたのだ。

僕は、会社を辞める。そして新しい環境に行くのだ。これ文章を書いたら気持ちが落ち着いてきた。行きたくない気持ちがちょっと減ったから、明日も仕事に行こう。